「竜馬語録」(5)

 今回の竜馬語録は、
「ことは、十中八九まで、自らこれを行い、残り一二を他に譲りて功をなさむべし」
 竜馬はもっとも大きな仕事としては薩長同盟があるが、その立役者として有名になったのは明治16年以降から。「土陽新聞(どようしんぶん)」で連載された「汗血千里駒(かんけつせんりのこま)」で竜馬が紹介されてから、名前が世の中に広まったといわれている。つまり、竜馬や盟友の中岡慎太郎もそれまでは維新に埋もれていた志士に過ぎなかった。それだけにこの言葉は説得力がある(もっともこの言葉も出典などは不明)。

 
【しかし、これはなかなか出来ない(⌒〜⌒)/ サラリーマンの方なら、部下がほとんどの作業や段取りをして、最後にオイシイところを部長などに持って行かれるなどというのは日常茶飯事だろう(笑。また、上下関係の厳しいクリエイティブな職業の方なども同じだろう。個人的に目撃した例では「先生」と呼ばれる写真家の方々などは、スタジオ撮影では構図から、ライティング、カメラの絞りやピント合わせ、モデルが居る場合はポーズまでアシスタントが行い。自分はシャッターを切るだけであった(笑。日本の現在の政治家などは、こんな言葉どおりの方は皆無であろう。役人の手柄は自分の手柄にし、失敗は役人のせいにするなどは日常茶飯事ではないか。……嘆かわしいことである……。】