2011-01-01から1年間の記事一覧

「竜馬語録」(8)

今回の竜馬語録は、 「姦吏(かんり)を一事に軍(いくさ)いたし打殺(うちころし)、日本を今一度せんたくいたし申候事ニいたすべくとの神願ニて候」 です。乙女姉さん宛で文久三年(1863年)6月29日の日付で書き残されています。 あまりに有名な言葉で、おそらく…

「竜馬語録」(7)

今回の竜馬語録は、 「実に天下に人ぶつのなき事これを以てしるべく、なげくべし」 この言葉は、文久三年(1863年)6月29日付けの乙女姉さん宛の書簡にある。私訳では、「じつに世の中には人物がいないことを知って、嘆いてしまう」でしょうか。竜馬が当時、志…

「竜馬語録」(6)

今回の竜馬語録は、 「世に生を得るは、事を成すにあり」 これも出典などは不明ですが、国事に奔走した竜馬なら云ったとしてもおかしくない言葉です(笑。 不遜ながら個人的な解釈では、この世に生まれた限りは、なにか仕事を成し遂げる努力をすべし、でしょ…

「竜馬語録」(5)

今回の竜馬語録は、 「ことは、十中八九まで、自らこれを行い、残り一二を他に譲りて功をなさむべし」 竜馬はもっとも大きな仕事としては薩長同盟があるが、その立役者として有名になったのは明治16年以降から。「土陽新聞(どようしんぶん)」で連載された「…

「竜馬語録」(4)

今回の竜馬語録は、 「義理などは夢にも思ふことなかれ。身をしばられるるものなり。」 出典などはまったく分からないのだが、いかにも竜馬らしい言葉だと思う。おそらく海援隊士らや自分よりは目下の若者たちへ伝えた言葉なのではないかと思われる。自分が…

「竜馬語録」(3)

今回の震災による原発事故は、放射能の怖さを最も知っている日本人であるはずなのだが、化石エネルギー資源の少ない日本は経済優先の中で、原発を推進させてしまったツケを大自然から受けてしまったように感じる。はっきりしているのは原発の安全神話は崩壊…

「竜馬語録」(2)

買い占めなどで震災の被害の少ない地域でも実質、震災の被害が及ぶことになってしまった。自己防衛の履き違いもはなはだしいとは思う。気持ちは分からなくもないが、その分、ほんとうに必要な地域への物資が届かなくなるという影響もあるのでは!? 「今いつも…

元気になる!?「竜馬語録」(1)

西日本に住んでいるので、東日本大震災のニュースで心痛め、無力さを感じる日々が続いていますが、被災された方々がいつの日かアクセスできたときに、少しでも元気になるのではないかと「竜馬語録」をセレクトしていくつか紹介していこうと思います。 ただ、…