一枚30万円!?偽幕末志士たちの写真

フルベッキ博士の集合写真』の続き(しつこくて申し訳ありませんm(_ _)m)の昨年1月の京都新聞からの抜粋。
高知県立坂本龍馬記念館高知市)は「写真は研究で否定された偽物」と注意を呼び掛けている。
 問題の写真は、着物に帯刀、まげを結った若者ら44人が外国人親子と一緒に写った集合写真。
 ネット上などでは、幕末の1865(慶応元)年、各地の志士が長崎に集結した際のもので、写っているのは龍馬らのほか即位前の明治天皇勝海舟伊藤博文大久保利通らとオランダ人宣教師フルベッキ親子とされ、高いものでは30万円の値が付いている。
 ところが、同記念館によるとフルベッキ親子だけが本物で、ほかは長崎で英語などを習っていた佐賀藩士たち。1869(明治2)年、上京するフルベッキの送別の際に撮影したという。
 1895年にある歴史家が「維新の功労者たちだ」として雑誌に発表。後の研究で否定されたが、観光地の土産物店などでも数万円で売買され、同記念館には「写真を買ったが本物だろうか」「どこで手に入るのか」といった問い合わせが後を絶たないという。
 同記念館の三浦夏樹学芸員は「ほかの写真と見比べれば明らかに別人なのに、高い値段で売られている。龍馬が聞いたら何と言うだろうか」と憤っている』
 
 で、驚いたのだが、今でもこの写真をかなりの高値で販売しているサイトをみかけた。ビミョーないいまわしで詐欺行為にあたらないようにしているが、どーかと思うぜ!