竜馬、写真付き名刺を使う!?

竜馬の写真というと、右手を懐に、革靴を履いて立つ写真が有名だが、このガラス湿板が、原板として焼き増し可能な「種板方式」で撮られていたことが分かった。

 当時、写真を名刺代わりに渡すこともあったといい、研究者は「新しいものが好きで交際範囲が広かった竜馬らしく、他藩の志士らに焼き増しして配ったのではないか」と推測している。
 これは、高知県立歴史民俗資料館東京都写真美術館が共同調査で、わかったことで、同資料館の泉誠司学芸専門員らによると、当時の写真技術は、種板方式のほか焼き増しができない方式もあったという。
 ガラス湿板は縦11・9センチ、横8・9センチ、厚さ2・5ミリで、写真の濃淡から種板方式と判明。竜馬のほおや着物の襟の部分にコントラストをはっきりさせるためか修正された跡があった。
 6月12日から同27日まで歴史民族資料館で一般公開される。(共同通信京都新聞)

 新し物好きの竜馬らしいねぇ(笑)
(写真は、竜馬が知人の土佐藩士に渡したとされる『名刺判写真』)