【今日の竜馬は?】長崎で殺人事件の件で隊士と共に協議する

●竜馬32歳・慶應二年(1867年8月16日)●
・『小曽根英四郎の迎えのため入江屋重平の番頭・与平を下関へ送る』
 海援隊士の小曽根は大坂から書簡を長崎
の竜馬に届ける途中、長州を通過中に幕府
の間者と間違われてしまう。そのため豪商の
伊藤九三らに身元引き受けを願ったりしている。
今日の動きはそのひとつ。念には念を入れた
ようだ。

・『三吉慎蔵にあて幕府が海峡封鎖を解いた情報を伝えた手紙を書く』
 長府藩士の三吉に情報を伝えている。 竜馬
薩長土3藩に長府藩を加えて連合艦隊をつく
る構想があるために情報を流したのだろう。

●竜馬33歳・慶應三年(1867年8月16日)●
・『佐々木三四郎をたずね、イカルス号事件について松井周助・由比畦三郎・森田晋三・千屋寅之助・中島作太郎・渡辺剛八らと協議をかさねる
・『陸奥陽之助にあて手紙を書く』
 イカルス号水夫殺人事件の処置のために長崎
海援隊士に事情を聞き、協議したのだろう。隊
士が当日操船した横笛号の動きにも言及したよう
だ。上方にいる陸奥にこの日の協議の状況を知ら
せてもいる。

 イカルス号事件について、竜馬はこの日、海援隊士から事情聴取し、協議して無罪を確証したようだ。竜馬のこれからの動きは早くなる。