【今日の竜馬は?】疑惑の海援隊士を呼び戻す

●竜馬33歳・慶應三年(1867年9月2日)●
・『横笛丸呼び出しに向かった岡内俊太郎らが長崎に戻る』
・『佐々木三四郎は、西役所へ横笛丸の帰着を報告したのち、竜馬の宿泊する弘瀬屋を訪れる』
・『菅野覚兵衛のために岩崎弥太郎から「吉国」の刀を借用する』
 
 イカルス号水夫殺人事件直後、海援隊士の菅野覚兵衛(別名・千屋寅之助)らが横笛丸(土佐藩船)薩摩へ向かった。このためもあり、犯人だとの疑惑が当初からあり、竜馬らは協議の末に横笛丸を呼び戻すことになる。その横笛丸がこの日に戻った。菅野に刀が必要だったのは、公の場に出るということと、もしものときの備えで竜馬が気配りをしたのだろう。