【今日の竜馬は?】故郷に錦を飾る!

●竜馬19歳・嘉永六年(1853年9月23日)●
・『坂本八平にあてて「異国の首を打取り、帰国可仕候」とした手紙を書く』
 この年に江戸の千葉定吉道場へ入門したばか
り。このころの竜馬は安易に攘夷論に傾いてい
たようだ。

●竜馬29歳・文久三年(1863年9月23日)●
・『沢村惣之丞と共に江戸の大久保一翁を訪問する』
 沢村は土佐藩士で、竜馬と親しい。一翁は、
幕臣で、後の大政奉還のアイデアを出したの
はこの人。かなりのキレ者であったようだ。
竜馬はこの一翁を尊敬していた。


●竜馬33歳・慶應三年(1867年9月23日)●
・『中島作太郎・戸田雅楽らと土佐に下船し、再び船に戻る』
 長崎→長州→高知と船旅をしてきた竜馬。この
日、高知に到着。中島は海援隊士、戸田は三条
家の家来。戸田はこの時期、竜馬と行動を共に
している。ちなみに一時下船したのは、中城家で
入浴したといわれている。

 中城家は、藩主・山内家の御船方をつとめた家だ。つまり、竜馬は土佐藩からVIP待遇を受けていたということ。脱藩した経歴のある郷士としては破格の待遇であったと思われる。
(写真は大久保一翁)