勝海舟の添え書きアリの竜馬の肖像画みつかる!

(朝日新聞)(日経新聞)によると、明治時代に書かれた肖像画と竜馬の手紙が見つかったそうだ。どちらも1929年に刊行された本に写真が掲載されたが、それ以後行方は不明になっていた。
 
 所持していたのは、横浜の高知県出身の歴史研究家(故人)で、その関係者が高知県坂本竜馬記念館に連絡したことで明らかになった。手紙は、慶応3年8月、土佐藩重臣佐々木高行のもの。長州藩の船の修理代を土佐藩が貸したことへの謝意と「御国の議論も根強く仕度、唯此所一向ニご尽力奉願候」など、土佐藩の意見を大政奉還の方向でまとめてほしいという内容。長州藩桂小五郎(木戸孝允)が竜馬にあてた手紙も一緒になっていた。桂の手紙を添えて佐々木を説得する材料としたものだろう。
 肖像画は、石版画で、縦540mm、横420mmの大きさ。描いた人は不明で、「T.O.」というイニシャルが書かれてある。明治27年ごろに描かれた勝海舟が、竜馬を「嗚呼南海偉男士 甲午初夏 海舟」とたたえた「賛」(添え書きの文)が書かれてあるところがポイント。
 11月13日から高知県立坂本龍馬記念館で始まる特別企画展に出品されるとか。

 竜馬と海舟は手紙のやりとりが発見されていないので、実際は仲が悪かったのではないかという説もあったが、この肖像画の?賛?によって少なくとも海舟は竜馬に対してわだかまりがあったとは思えない。貴重な発見かも♪ また、高知近郊の方で記念館に行かれた方はぜひコメントをm(_ _)m

(肖像画へのリンク注・リンク切れになることもあります)