【今日の竜馬は?】人切り半次郎と出会う

●竜馬33歳・慶應三年(1867年11月10日)●
・『福岡藤次と共に永井尚志を訪ねる』
 福岡は、土佐藩士で後藤象二郎を補佐し、大政
奉還
の際には尽力した。永井は幕臣第一次長
州征伐の際に長州側を糾弾
したひとり。ただ、そ
の寛大な処置によって大目付の役職を追われて
いる。大政奉還の際、後藤と対応したのが、この
永井であった。この関係で、竜馬は永井を訪ねた
のだが、面会はできなかった。


・『散歩途中の中村半次郎に出会う』
 京都市中を散歩していた竜馬は、薩摩の半次
郎と偶然に出会っている。半次郎は?人切り半次
郎?
として恐れられていたが、記録に残っている
のは「上田藩士・赤松小三郎」だけである。
西郷隆盛の護衛役でもあるので、竜馬とはおそら
く西郷との関係で顔見知りであったようだ。

・『順助にあて百両の返金を求める手紙を送る』
 この順助がダレなのか調べてみたがよくわから
なかった。しかし、竜馬がお金を貸していたという
のは珍しいことかもしれない(笑)。

 この日の竜馬は市中をうろうろしたようだ。
(写真は中村半次郎桐野利秋)