【今日の竜馬は?】竜馬、死す!

●竜馬33歳・慶應三年(1867年11月15日)●
・『福岡藤次の下宿を二度に渡り訪ねる』
 福岡(孝弟)は土佐藩士。大政奉還に尽力した
人物。福岡はこの日、不在だった。

・『中岡慎太郎が近江屋へ到来、そこへ岡本健三郎・菊屋峰吉が来る』
 岡本は土佐藩士で竜馬とは親しい。峰吉は
中岡や竜馬に可愛がられた少年。この後、竜
馬に軍鶏を買う使いを頼まれて、すぐに出かけ
て難を逃れている。岡本もその後、帰る。

・『伏見から戻った宮地彦三郎が訪れ、階下より挨拶をかわす』
 宮地は海援隊士。

・『板倉筑前訪れ竜馬へ掛軸を進呈する』
 板倉は商人で、志士たちを援助していた。
このときの掛け軸は寒椿の画で、暗殺の時、
飛び散った血痕が付着し、長岡謙吉の書し
た題字と共に現存している。

・『竜馬と中岡慎太郎刺客の襲撃を受ける』
 竜馬は即死に近く同日絶命。慎太郎は、17日まで
存命。下僕の山田藤吉は16日に死亡している。


 竜馬と中岡を襲った刺客は、今も謎のひとつ。通説では京都見廻組の佐々木唯三郎、今井信郎、渡辺吉太郎、高橋安次郎、桂隼之助、土肥仲蔵、桜井大三郎の7人だとされている。合掌……