47年前の往年の名カメラ復活!

ニコンは、1957年に発売された往年の最高級カメラ『ニコンSPを復刻するという。

 販売台数は2500台限定。
 『SP』は精度や耐久性の高さなどからプロや愛好家に強く支持されたらしい。複雑な内部機構が特徴で、生産には高い「職人的技術」がいるため、65年の生産終了後は今後、再現不可能ともいわれていた。
 このカメラは、一眼レフの登場前に主流だった「距離計連動式レンジファインダー」と呼ばれる方式を採用し、6種類の交換レンズに対応した機械式カメラ。当時は1台ずつ手作りで組み立てていたため、熟練した職人の技に完成度がかかっていた。
 復刻モデルは、当時の設計図を使用し、手作りで生産し、シャッター音まで忠実に再現したという。価格は35ミリレンズ付きで72万4500円。当初は予約販売となるようだ。

 さすがにこんなカメラはまったく知らないのだが、買えないまでも一度使ってみたい気もする。こんなカメラを復刻しようと考えるニコンは立派である。将来を見据えて技術の継承を考えるのはメーカーの姿勢としては賞賛に値する……と思う(笑)。しかし、中古のクルマが買えるほどの価格というのは!?