【今日の竜馬】竜馬の趣味!?

竜馬趣味は? といわれても竜馬がなにかに熱中したという記録はないようだ。だが、和歌を書いたり、をつくったりということはやっていて評価は高い。

 和歌で有名なのは16歳のときにつくったといわれるもの。
『世の人は われをなにとも ゆはばいへ わかなすことは われのみそしる』(世の中の人は、俺のことを何とでも言え。俺がやることの意味は、俺だけが知っている)
 個人的に好きなのは、
『丸くとも 一かどあれや 人心 あまりまろきは ころびやすきぞ』(丸くなるのもいいけど、人の心の中には、ひと角あったほうがいい。あまり丸いばかりだと転びやすいぞ)

 替え歌なども作っている。海援隊らと共に花月(料亭)に上がり興に乗ってくると芸妓たちの前でこの歌を披露したという。その声は朗々として玉を転がすような愛らしい声であったという。
『花のお江戸の両国橋へ 
 按摩さんが眼鏡を買いに来た 
 ヨサコイ ヨサコイ 
 お医者の頭へ雀が止うまる 
 止うまるはずだよ藪医者だ 
 ヨサコイ ヨサコイ』
(よさこい節の替え歌)

 まだまだたくさんの和歌などが残っている。竜馬は意外に風流な人だったともいえるが、当時の武士たちは遊びのひとつとして書き残していることが多い。竜馬は筆まめだったので、手紙などに書き残っている。
(→は長崎の高級料亭・花月※写真は削除しました)