伊藤博文が設計した旧邸を一般公開(山口)

初代首相を務めた伊藤博文(1841〜1909年)の、山口県大和町束荷にある旧邸の保存修理工事が終わった。業績をたたえ、銅像も旧邸近くに設置。しゅん工式と除幕式が3月30日、「伊藤公記念公園」内の旧邸前である。一般公開は午後1時から。入場無料。
 1910(明治43)年の完成以来、大掛かりな修理は初めて。総事業費は1億5千7百万円で、2002年7月に着工していた。
 外装を塗り替え、屋根も新しくした。傷みの激しい部分は取り換えた。玄関側は10cmほど沈下していたため、地盤を上げた。角柱だった車寄せの柱は、当時と同じ丸柱に替えた。また、2階の洋室からは当時の壁紙が見つかり、同じ模様の壁紙を製作して張り替えた。
 伊藤博文束荷村で生まれ、9歳まで過ごした。故郷で先祖の3百年祭をするため、ルネサンス風の邸宅を自ら基本設計。1909年3月に着工した。しかし、同年10月に暗殺され、翌年の完成を見ることはできなかった。
 1912年に伊藤家から県に寄付され、1952年には大和町が無償で譲り受けた。1993年に県指定有形文化財に指定されている。銅像は町観光協会が設置。1.4mの台座に1.6mの銅像が立つ。(中国新聞抜粋)

 竜馬と伊藤は、薩長連合で、井上門多と共に長崎で亀山社中の周旋により武器を購入しているので、その際に出会っているはず。また高杉晋作の補佐をしているので、それ以前に出会っている可能性も高い。