【今日の竜馬は?】横井小楠と会談

●竜馬31歳・慶応元年(1865年)5月19日●

・『横井小楠を訪ねて会談』

 小楠は、肥後(熊本)に生まれた政治家・思想家。
保守的な熊本では受け入れられずに、福井藩
幕政改革などに力を発揮した人。竜馬
とも親交があり、実務や思想的にも影響を受けている。
竜馬もこの日、薩長同盟について意見を求め
たのではないだろうか。

●竜馬33歳・慶応三年(1867年)5月19日●

・『腰越次郎岩崎弥太郎(土佐商会)のもとへ行かせて、海援隊士の給料の不足分を受け取らせる』

 慶応三年の今日の竜馬は、いろは丸事件
頭を悩ませていたころだ。だが、海援隊士のこともしっ
かりと考えていて、隊士の腰越を弥太郎の土佐商会
(長崎市西浜町)へ行かせて給料を受け取らせた。
土佐商会は土佐藩出先機関で、海援隊
土佐藩の管轄の下で活動していたので、給料を得る
約束になっていたもの。

 薩長同盟については、竜馬もさまざまな人からの意見や助力を得ていることが竜馬の行動でもわかる。また、慶応三年の今日の行動も竜馬が心配りの人であったことを示すもの。
(写真は、横井小楠)