【今日の竜馬は?】竜馬の暗殺失敗!

●竜馬31歳・慶応元年(1865年)5月28日●
・『安芸守衛と共に太宰府を出立する』
 竜馬は、薩摩から長州へ向かう途中、三条実篤ら
五卿と面談。薩長同盟について語ったと思われる。
そして今日はいよいよ長州へ旅たった。

●竜馬33歳・慶応三年(1867年)5月28日●
・『伊藤九三に長崎での世論が海援隊に有利な事と他二通の手紙を書く』
・『(楢崎)お龍に近況を報告し、下関に立ち寄れない事を詫び、他一通の手紙を書く』
・『紀州藩薩摩藩五代才助(友厚)に調停を依頼する』
・『紀州藩岡本覚十郎・高柳楠之助と共に竜馬襲撃のため、僚喰町の宿をたずねるも不在のため断念』
 いろは丸事件の処理で奔走する竜馬だ。竜馬自身
は手紙などを書いていたようだが、注目すべきは、
紀州藩士が竜馬の暗殺を狙っていること。宿に居なか
ったために難を逃れている。かなり危険な談判であっ
たことが覗われる。高柳は明光丸の船長。彼も藩から
責められていたことが覗える。

 竜馬の今日のポイントは、いろは丸事件にまつわる紀州藩士による竜馬暗殺の失敗だろう。このあたりのことから、謎が残る竜馬の暗殺が紀州藩士かも!?といわれるゆえんである。
(写真は、五代友厚)