【今日あたりの竜馬は?】竜馬、決闘を回避する!

●竜馬29歳・文久三年(1863年)6月13日ごろ(!?)●
・『勝海舟・小笠原壱岐らの仲介により竜馬と甲宗助決闘が中止される』

 6月の初旬、竜馬は神戸海軍塾生の乾十郎水戸浪
士甲宗助
に殺害されようとしたのを救った。ところが甲宗
助らは、竜馬に逆に決闘を申し込む。
勝や小笠原壱岐
の調停で事は収まった。
このとき乾の救助を竜馬に請うた
塾生の陸奥宗光、「深ク龍馬ノ侠気二感ジ後日海援隊
二身ヲ投ズルニ至ル」(『海援隊始末記』)
と語っている。

 今日であったという記述はないが、おおよそこの日あたりに決着がついたようだ。竜馬の男気と勝らの竜馬を気遣う気持ちが現れたエピソードだ。
(写真は陸奥宗光)