【今日の竜馬は?】竜馬、気配りをする!

●竜馬29歳・文久三年(1863年)6月16日●
・『池内蔵太の母親にあて内蔵太の脱藩に理解を求める手紙を書く』
 池内と竜馬は、生家が近く幼馴染みということも
あり気に掛けていた。亀山社中隊士でもあったが、
その後、社中所有の洋型帆船ワイルウェフ号の難
破で船と共に運命を共にしている


●竜馬32歳・慶応二年(1866年)6月16日●
・『桂小五郎と面談、搬送して来た兵糧を貰いうける』
・『品川省吾、高杉晋作とも個別に面談』

 16日の今日、下関到着長藩の主張に従い桜島
丸を乙丑丸
と改めている。また西郷隆盛より
返送された兵糧米500石を社中の資として桂より
もらい受けた。乙丑丸乗組員菅野覚兵衛らを高杉
晋作の指揮下に入れている。これは幕府との海戦
を意識した人事だ。

 竜馬が池内の母に送った手紙などから、?気配り?の竜馬の一面が垣間見える。豪胆なイメージがあるが、その実は繊細なオトコだったのかもしれない。