【今日の竜馬は?】スパイ容疑の海援隊士を助ける

●竜馬32歳・慶應二年(1866年8月13日)●
・『森玄道・伊藤九三らに小曽根英四郎身柄の保証を依頼した手紙を書く』
 大坂町奉行から托された書簡を長崎奉行
へ届ける途中、長州で幕府の間者ではない
かという嫌疑をうけ抑留。このため竜馬は懇
意にしている長州商人の伊藤九三らに海援
隊士の小曽根
の身元引き受けを頼んだようだ。

●竜馬33歳・慶應三年(1867年8月13日)●
・『夕顔丸の船中にて佐々木四郎と談話する』
 これは↓のイカルス号水夫殺人事件の処理のため、
土佐藩藩船の夕顔丸で長崎へ向かう途中の話。いわ
ゆる作戦会議を開いたのだろう。

 幕府の長州征伐のため長州藩は、幕府の間者(スパイ)に対してはかなり警戒していた。この網に海援隊士であった小曽根が引っかかったのだろう。竜馬は的確にこれに対処したことがわかる。もちろん事なきを得ている。
(写真一番左(訂正します。一番右)が伊藤九三、真ん中が竜馬)