【今日の竜馬は?】ニセ金を持ち帰るよう指令する

●竜馬32歳・慶應二年(1866年8月25日)●
・『越前藩士下山尚を訊ねる』
 下山は維新後は三重県大書記官などを歴任
する。このとき訊ねた理由は調べてみたが、は
っきりとしない。

●竜馬33歳・慶應三年(1867年8月25日)●
・『石田英吉に二十両遣わすよう佐々木三四郎へ依頼。石田はその二十両を受け取る』
 石田は海援隊士、佐々木はこのときは土佐
藩・大監察。イカルス号事件の件で石田ら(岡
内も同伴)を幕船長崎丸で鹿児島へ遣わして
いる。横笛丸を呼び戻すため。

・『岡内俊太郎薩摩藩で私鋳している貨幣を持ち帰るよう依頼する』
 この貨幣は薩藩の贋造二歩金といわれてい
る。

 横笛丸には、イカルス号事件の被疑者と思われていた海援隊士の菅野覚兵衛らが乗船してたので、とりあえず横笛丸を呼び戻す必要があったようだ。
 しかし、竜馬は贋金をナニに使うつもりだったのだろう!?