【今日の竜馬は?】竜馬、海援隊士に諭告する

●竜馬33歳・慶應三年(1867年9月5日)●
・『海援隊士らと佐々木三四郎をたずね、その後西役所へおもむく』
 イカルス号事件について竜馬や海援隊士、
佐々木らは事件解決に奔走している。

・『佐々木三四郎を訪問中、安岡金馬より海援隊と幕府水夫とのもめ事を知らされ中島作太郎を呼び、諭告する』
 イカルス号事件以後、竜馬は海援隊士の
規律の引き締めにかかっている。幕府の水
夫とのもめ事に関しての詳細はわからない
が、隊士の中島の処置が適切でなかったの
だろう。公平さを竜馬は求めたようだ

・『安岡金馬の招きに応じられず断る』
 安岡は、勝塾や神戸海軍操練所などで共
に操船術を学んだ仲、その後長州軍と行動
を共にして、禁門の変などにも参加している。
そのあたりで、竜馬と久しぶりにつもる話し
をしたかったのだろう。この後、安岡は海援
隊に参加することになる。

 この夏から秋にかけて海援隊士は絶頂期を迎える。長崎でも竜馬の海援隊は有名だった。
(写真は安岡金馬)