【今日の竜馬は?】二度の故郷出帆も失敗!?

●竜馬33歳・慶応三年(1867年10月5日)●
・『再び浦戸湾を出帆するも暴風雨のため機関を損じ須崎港に引き返す』
 竜馬は船で故郷の高知へ戻っていた。10月
1日に出航しようとしたが、悪天候播州藩船の
震天丸が破損。この日、空蝉丸(薩摩藩船・胡
蝶丸)
に乗り換えて出帆したが、これも悪天候
破損したために引き返した。

・『吉井幸輔神崎則休の遺刀を贈る旨の手紙を贈る』
 吉井は薩摩藩士で、薩長同盟に関して
尽力した。このため刀を贈ったのだが、
というのは播磨赤穂藩士で赤穂四十七
士のひとり
だ。事の成功がよほど嬉しかっ
たのだろう。

 竜馬はなかなか故郷を離れられない。もしかすると天は竜馬の行く末を知っていてなんとか、それを阻止しようとしたのかもしれない。