西郷隆盛の直筆の手紙みつかる!

手紙(画像のリンクは削除されることがあります)は1865年2月10日付で幅約16cm、長さ約90cm。
下関に来ていた薩摩藩の役人宛で、藩所有の蒸気船を対馬藩に貸し出す件について「契約を違えれば信義に背くことになる」など慎重な対応をするように指示している。

 この手紙自体は既に西郷隆盛の書簡などを集めた資料集で内容は知られていたが、所在が不明で、初めて現物が確認されたというもの。
 手紙の所有者は、福岡市中央区の秋吉元さんで、1920〜30年代に祖父音治さんが鹿児島1中(現・鹿児島県立鶴丸高校)の校長や旧制福岡高校の初代校長などを務めていた際に入手したものだとか。

 この手紙は、現在(今月末まで)鹿児島の黎明館の常設展示場で公開されている。
 入場料は大人300円、高大生190円、小中生120円。

 このころ竜馬は前年の元治元年から慶應元年の4月あたりまで、消息不明(記録がなく)で、京都か大坂の薩摩藩邸に潜伏していたといわれている。