竜馬の先祖は、大津市坂本の出身!?

坂本家は、明智光秀近江坂本を本拠としたことから、光秀の娘婿である明智秀満の子が、落ち武者となって土佐に逃れ、長岡郡才谷村に住んだのが、坂本家の起こりだともいわれてる(関連記事)。ということで、竜馬の祖先は坂本の出身ということも伝わっている。

(京都新聞)によると、この説を実証しようと、大津市坂本の有志らは、明智光秀菩提寺である西教寺の、明智家の家系図を手に入れ、明智家を起点に坂本家との接点を解き明かそうとしている。
 また、高知在住の人にも「龍馬の先祖については、坂本城が燃やされた時、乳母が子ども(太郎五郎)を抱えて土佐へ逃げた」と伝え聞いた人がいるとか。 

 だが、坂本家に伝わる家系図「坂本家先祖書並系図(重文、京都国立博物館所蔵)には、太郎五郎は山城国(京都)で生まれ、戦の難を逃れて土佐に来た、と記されている。
 
【結局、謎は謎のままというところだが。家紋も光秀との関係を示しているし、大津・坂本出身というのは、あながちあり得ないことではないと思う。家系図はだいたい後世の人が都合良く書くものなので、絶対の証拠とはならない。どっちにしても研究テーマとしては、面白いとは思う。】