「竜馬語録」(2)

 買い占めなどで震災の被害の少ない地域でも実質、震災の被害が及ぶことになってしまった。自己防衛の履き違いもはなはだしいとは思う。気持ちは分からなくもないが、その分、ほんとうに必要な地域への物資が届かなくなるという影響もあるのでは!? 「今いつもは買いだめしないその品物、ほんとうに必要ですか?」 我が家では日用品については最低限だけにとどめている。老いた両親にその負担を掛けてしまうのは心苦しいのだが……。

 今日の語録は
「ひとの世に道はひとつということはない。道は百も千も万もある」
 王道などという言葉があるが、これは正攻法で、たとえば野球を職業にするとき、ジュニアリーグでワールドリーグ出場、さらに高校野球で甲子園、ドラフトで巨人、そして大リーグでニューヨークヤンキースという道をたどればまさにその道では王道なのだろう(個人的には疑問もあるが・笑)。竜馬が云ったといわれるこの言葉は、幕府の政権移行、新政府樹立などを見据えその方法はいくつもあるということや、海援隊士らへアドバイスの意味では、目的に向かっては自分のやり方で達成できればよいということだろう。ひとつのやり方に固執するのではなく、自分が試行錯誤してその道を見つけていく人の生き方をも含んでいると思う。困難な目的に向かって、様々に考え実行していく実践主義的な竜馬らしい言葉だ。

【自分の人生の目標(目的)はあるのに、その道に失敗することはママあるもの。そこで諦めるか、それでもチャレンジを続けるか、が人生の分かれ道。チャレンジを続けるなら、その方法はひとつではないと考えて別の道を見つけ出した方がほんとうの人生の勝ち組なのかもしれない。経験上、紆余曲折して目標を達成した人ほど強い人だと思うし、本人も達成感が強く、また次の目標を立てる気力も多いような気がする。】