【新聞】上野彦馬と竜馬の像完成!

(長崎新聞11/14付)
 長崎市中通り商店街振興組合(松本豊晴理事長)が制作していた日本写真術の開祖、上野彦馬(一八三八―一九〇四)の石像が完成した。日本の近代化に貢献した幕末の志士、坂本竜馬を撮影する彦馬の姿を再現。設置場所は未定だが、来年一月末に除幕式を行う予定だ。

 彦馬は同市銀屋町(現在の古川町)で生まれた。オランダ人医師ポンペに化学を学ぶ中で「フォトグラフィー」(写真)に目覚め、独学で研究。一八六二年には中島川沿いに撮影局を開設し、竜馬など多くの著名人を撮影したことで知られている。

 石像のタイトルは「坂本龍馬を写した上野彦馬」。高さは彦馬、竜馬ともに約七十センチ(台座除く)で、材質は青御影石。台にひじをついた紋付きはかま姿の竜馬の隣に、腕を組んだ和服姿の彦馬が並び、二人の間に当時の写真機が置かれている。

 彦馬の地元、中通り商店街振興組合が「彦馬没後百年」「中通り発祥三百三十三年」などを記念し、旧銀屋町出身で一心石材店(木場町)代表、三山実さん(49)に制作を依頼。三山さんはボランティアで引き受け、古写真などを参考に二人の姿を半年がかりで忠実に再現した。

 振興組合の田口博人副理事長(61)は「設置場所は彦馬が生まれた商店街周辺で検討しているが、まだ決まっていない。地元の歴史を広く伝え、商店街の活性化、長崎の観光振興に寄与したい」と語った。
 
 誰か写真をアップしてくれないかなぁ〜!?(笑)