【新聞】えっ!?新撰組と竜馬が乱舞!?

ちょっと古い記事だが……(笑)

よさこい祭り新選組連と竜馬連が一緒に乱舞 「思い同じ」と 
2003.07.31

 「誠」の羽織の一団が、坂本竜馬の古里、南国土佐で乱舞する――。新選組土方歳三の出身地、東京都日野市の有志約100人が、高知市で8月9日から開かれる第50回よさこい祭り新選組隊士姿で初参加する。地元からは竜馬のふん装をした「龍馬連」も参加し、新選組連との対面は大会の一つの目玉になりそうだ。松尾徹人・高知市長は「竜馬は人を結びつける達人だった。150年の時を経て、両者が仲良く相まみえるのも一つのドラマ」と大歓迎している。

 この一団は、大学生や社会人らで作る「ひのよさこい愛好会」(藤林和子会長)が募った「日野新選組連」。昨年夏、よさこい祭りを見学した同会に、松尾市長が「竜馬の海援隊新選組の『この国を良くしたい』という思いは一緒だった。今度はぜひ踊りに来て」と誘い、画期的な隊士姿での参加が決まった。

 浅葱(あさぎ)色にだんだら模様の羽織を着た参加者が踊る曲は、今回のために作られた「時を越えて」。途中には「誠の心を貫いた歳三、竜馬を忘れまい」という歌詞も差し挟み、「新選組の力強さ、男らしさを強調した」という激しい踊りが完成した。当日は、日野新選組同好会の約10人が隊士姿で加わるほか、馬場弘融・日野市長も駆けつける。

 県立坂本龍馬記念館高知市)の小椋克己館長は「高知で新選組の隊士姿を見たことはなかった。過去の恩しゅうを超え、市民はみんな温かく迎えるでしょう」と話す。一方の尾崎義昭・ひのよさこい愛好会事務局長は「高知の方々の支援で、なんとか参加にこぎつけた。よさこい発祥の地で、新選組の名に恥じない踊りをしたい」と意気込んでいる。【銭場裕司】
毎日新聞7月31日] ( 2003-07-31-15:00 )』