【今日の竜馬】竜馬が船好きの理由!

船の操船技術を熱心に学んだり、海援隊でも船を手に入れることに執着した竜馬だが、なぜそんなに船が好きなんだろうか

 竜馬は子どもの頃、乙女姉さんと一緒に、2番目の母の実家が、高知の種崎にある川島家だったために、船に乗ってよく遊びに行っていたようだ。種崎は浦戸湾の出口の東側にあり、西側には今は、竜馬の銅像がある桂浜がある。竜馬の家からは、陸上を進むと15kmくらいあり、徒歩なら遠い距離だが、舟なら鏡川を下れば、おそらく30分もかからない。
 川島家は土佐藩御船倉(いわゆる港の倉庫のようなもの)の商人で、下関や長崎へ度々行っていたので、竜馬は子供ころから、船旅の話しなどを聞いていたのではないだろうか。それで、自然と海や船が好きになったのではないかと考えられる。

 世界の海援隊を作りたかったという竜馬の夢は、子供のころに漠然とはぐくまれたのかもしれない。
(写真は土佐藩船の『夕顔』の模型。竜馬が「船中八策」をまとめたといわれる船だ。※写真は削除しました)