【今日の竜馬】竜馬の尊敬した人は!?

ひとはダレかの影響を受けて大きくなったり、ダメになったりするもの。竜馬も竜馬ひとりではナニもできなかったに違いない。では竜馬が尊敬した人はダレだろうか!?

　まず、竜馬の手紙から探ってみると……
■１８６３（文久３）年３月２０日、姉・乙女宛て（脱藩後最初の手紙）
「（前略）今にてハ日本第一の人物勝憐太郎殿という人にでしになり（後略）」
勝麟太郎が正しいのだが、このころの人はあまり漢字の正しさに執着していないよう(笑)。もちろん勝海舟のこと。
■１８６３（文久３）年５月１７日、姉・乙女宛て
「此頃は天下無二の軍学者勝麟太郎という大先生に門人となり、ことの外かはいがられ候（後略）」
その他、１８６６年１２月４日に坂本一家に宛てた手紙では、「天下の人物」について書いている。
「当時天下の人物と云ハ、徳川家ニハ大久保一翁(大久保忠寛)、勝安房守（勝海舟）。越前にてハ三岡八郎（由利公正）、長谷部勘右衛門。肥後ニ横井平四郎（横井小楠）。薩摩にて小松帯刀。西郷吉之助（西郷隆盛）。長州にて桂小五郎（木戸孝允）。高杉晋作」
　竜馬はこの９人のことを「日本の中で大変優れた人」と考えていたようだ。
　とくに、大久保忠寛、勝海舟、横井小楠の３人は先生として龍馬は非常に尊敬していたよう。
　ちなみに、大久保は幕府の役人で、早くから大政奉還を考えており、勝海舟や龍馬に影響を与えた人。横井小楠は、龍馬の「船中八策」の元となる「国是七条」を考えた人物。

　なんか名前を聞くだけですんごい人ばかり。今で云うなら政界や知識人の大物と知り合いという感じだろう。やっぱ竜馬って若いのにすんごいねぇ〜！
(写真は勝海舟。なかなかハンサムだよね〜)