【今日の竜馬】竜馬が偽札づくり!?

竜馬は、ホラとも真実ともつかないことを平気で話すクセがあったようだ。突然「船をてに入れるきに」といい、実際に手に入れたりもするが、もちろんダメなときもある。以下はそんな竜馬の逸話のひとつ。

 ある日、竜馬が後藤象二郎と藩の財政のことを話したとき。竜馬が「ではやるしかない!」と云った、後藤は「一体何をやるのか」と尋ねると「偽造、偽造だ」と耳うちした。
 土佐藩貨幣の偽造をやらせるという意味で、後藤は驚き「それはできぬ!」と怒り、立ち上がった。竜馬は平然として「薩摩は既に百万両の新金貨を偽造している。長州も同じぐらいはやっている。これに土佐が加われば、全部で三百万両だ。大政奉還はかつてなかった大業だ。この大業のために、偽造三百万両ぐらいは小さいことだ」と答えたとさ(笑)。

 実際に、そんな事実があるかどうかははっきりしないが(当たり前!? もし知っている人は教えてください)がすわっているのか、大法螺吹きなのか、真剣なのか、よくわからないところが竜馬のいいところ!?(笑)

(写真は、後藤象二郎)


明治2年の「7月12日5カ国の公使が、外国人に渡った贋札・偽造貨幣について政府と交渉。」という年表を見つけた。
 やはり薩長はかなり偽造紙幣をつくったようだ。