【今日の竜馬】日本最初の会社をつくった!?

日本初の会社を作ったのは竜馬だといわれる。それはどんな会社だったのだろうか?

 それは海援隊の前身である?亀山社中?だ。
 勝海舟に「欧米人は大仕事をするのは、金のある人間は金を出し、仕事ができる人間は仕事をする」という言葉から始まり、薩摩藩家老・小松帯刀と長崎の豪商・小曽根乾堂の援助を受け、長崎の亀山に社中(=会社)を設立した。これが亀山社中で、毎月一人あたり三両二分を物資輸送の謝礼として薩摩藩から支給されてはいたが、同藩に束縛されることなく自活していた。
 この亀山社中の大仕事としては、長州藩が武器・弾薬の購入に苦慮していた状況をみて、薩摩藩名義で大量の武器(ミニエー銃4300挺、ゲベール銃3000挺)とユニオン号を購入し斡旋し、薩摩藩の船で長州に運んだ。また、西郷より兵糧米の調達を依頼されると、長州藩五百俵の米供給を約束させている。こうした経済的な結びつきにより、両藩の感情的な障壁を取り除き、薩長同盟に結びついていった。

 亀山社中はいわば、今でいう商社のような役割を果たしたわけだ。そしてこの竜馬の会社は、海援隊から岩崎弥太郎三菱財閥の基礎を築くことになる。すんごい話だよねぇ〜(笑)。