【今日の竜馬】負けるが勝ち!?

■竜馬の年表を見るとわかるが、1858〜1861年の間なにも書かれていないはずだ。この3年間はナニをしていたんだろうか?
 
 じつは竜馬は1858年〜1861年の間は、全国的な活動をしていないので、載せることがないというのが真相!(な〜んやそれ!?)
 それでも、武市半平太の手紙を持って、長州の久坂玄瑞のところへ行ったのが唯一の行動だった。この長州では、長州藩の少年が竜馬が北辰一刀流の使い手であることを知って試合を申し入れた。
 竜馬は断ったが聞き入れないので止むを得ず立ち会ったが、三本戦って三本とも敗北した。不思議に思った長州藩士が「なぜ、あなたは手を抜くのですか?」
と訊ねると「いやいや、僕が弱いから敗れたのだよ」と笑って答えたそうな。
 この時、竜馬は剣術への興味はなくなっていたのかもしれない、次の年(1862年)3月24日、江戸へ旅立つのことになり、竜馬の本格的な活動が始まる。

 竜馬の思い立ったら一途な思いが、剣術から志士へとこの時期変わったのかもしれない。ムダな3年間ではないと個人的には思うのだが。
(画像は久坂玄瑞)