【竜馬事典】亀山社中・呼び方は「社中」!?
■亀山社中は竜馬がつくった会社のような組織。その名前はじつは「社中」が正しいよーで。
亀山社中は竜馬が慶応元年閏5月ごろに組織した浪士結社。薩摩藩の庇護のもとに交易の仲介や物資の運搬などをおこなって利益を得、同時に航海術を修練するという画期的な結社だった(早い話が、商事会社と運輸会社を合体させたような会社)。
長崎の亀山に本拠を置いていたので、「亀山社中」の名があるが、正式には、ただの「社中」といったようだ。結成から2年で土佐藩の庇護下に置かれ、海援隊に改編されることになった。2年間在籍したメンバーは18名だった。
社中の面々は制服というべき白袴を身につけていたので「亀山の白袴」といわれていたようだ。
【土佐】坂本龍馬・近藤長次郎・千屋寅之助・高松太郎・沢村惣之丞・ 新宮馬之助・池内蔵太・石田英吉・山本洪堂・中島信行
【越前】小谷耕蔵・渡辺剛八・腰越次郎
【越後】白峰駿馬・橋本久太夫
【紀伊】陸奥源二郎
【讃岐】佐柳高治
【鳥取】黒木小太郎
(写真は長崎の風頭公園近くの亀山社中の跡の碑。この後ろに民家のような民間の資料館がある。土日祝日だけ入れるそうだ。入場無料!※写真は削除しました)