【竜馬事典】坂本家の家紋・明智光秀が祖先!?

■竜馬の羽織などを見ると胸の上や背中の上についているマークがある。これが家紋だ。竜馬の家紋は当然、坂本家の家紋だ。

 竜馬の坂本家の家紋は、「違枡桔梗紋」(ちがいますききょうもん)、または「組み合わせ角に桔梗紋」ともいう。
 あの織田信長に反旗を翻した明智光秀の家紋の「桔梗」が入っていたり、明智光秀近江坂本を本拠としたことから、光秀の娘婿である明智秀満の子が、落ち武者となって土佐に逃れ、長岡郡才谷村に住んだのが、坂本家の起こりだともいわれてる。
 しかし、坂本家発祥の地の才谷村に、土佐移住の初代とされる坂本太郎五郎の墓があり、その墓碑の側面には、「太郎五郎は山城国の生まれで、おそらく弘治、永禄のころ戦乱を逃れて才谷村にやってきたのであろう」といった意味のことが刻まれているので、明智一族が滅亡するより、かなり前だ。

 このため、滅亡した明智一族とは無関係だと思われるが、つじつまがこれほどうまく一致すると、どこかに関係があるのかとも思ってしまうよね(笑)。