【今日の竜馬】どうなる!?竜馬ゆかりの家

■時代を経て、過去の記憶の残るモノはどんどんとなくなる一方だ。竜馬ゆかりの○×というのもそのひとつ。

 広島県福山市鞆町にある江戸後期に建てられた「旧魚屋萬蔵」(→写真・木造2階建て)は竜馬ゆかりの空き家。鞆沖で1867年、竜馬が率いる「海援隊」の船が紀州藩の船と衝突した「いろは丸事件」で、賠償交渉の場となった家だ。
 地元の特定非営利活動法人NPO法人)「鞆まちづくり工房」は歴史的建物の老朽化が進む現状に危機感を抱いて、この竜馬ゆかりの家を昨年8月に購入した。
 「工房」は活用方法を検討し、「生活のにおいが漂うような家にしたい」と民宿への再生を決めた。改修は、白壁や古い柱、はりを生かしながら進め、オープンは来春を目指す。
 ただ、購入資金の約1100万円は融資で賄ったが、約5000万円と見込まれる改修費の工面などが課題。福山市などで寄付を呼び掛けるほか、改修工事や運営などを手伝うボランティアも募るとか。
 鞆町では、歴史的な建物は老朽化し、取り壊されて駐車場になるケースが後を絶たない。このため、「工房」は、このほかにも空き家の実態調査をしながら所有者に借用を求め、土産物店などにして活用することを目指すという。

 こういうNPOは身近な感じで協力したくなるもの。とりあえずはこの場を借りて「がんばれ!」とだけ云っておこう(笑)。
 ……と思って、このNPOのサイトを見ていたら、募金の募集があった。協力したいと思った方は1000円募金からどーぞ(自己責任で)。