【今日の竜馬は?】海舟と共に長州攻撃調停のため長崎へ

竜馬30歳、元治元年(1864年)4月5日
 『熊本の横井小楠を訪ねる途中で島原へ』

 勝塾の時代だ。勝海舟の勝塾で竜馬は塾頭をしている。このため、海舟のために動いていることが多く、小楠などをこの月には何度か訪ねている。それは海舟が、外国連合艦隊の長州攻撃調停のため長崎へ来ており、その海舟に竜馬や千屋寅之助望月亀弥太近藤長次郎らが随行している。小楠には、「海軍問答書」などの執筆を頼んでいる。内容は調停のための資料か(!?)、海軍設立のための理論武装か(!?)。ただ、海舟の調停は不調に終わっている。

 この年はかなり活発に動き回っている。京都、大阪、神戸、長崎を頻繁に行き来している。海軍操練所の設立のほか、海舟の命により動いていることもある。元気な竜馬の年だ!
(写真は横井小楠)