【今日の竜馬は?】剣豪・斎藤弥九郎の道場へ武者修行!?

●竜馬23歳・安政四年(1857年)4月17日の今日

・『毛利荒次郎(恭助)・寺田左右馬らと共に斎藤弥九郎の「練兵館を訪ねる』

 竜馬は安政三年(1856年)から2度目の剣術修行で江戸に出ていて、北辰一刀流千葉定吉道場で修行をしている。江戸の土佐藩築地中屋敷武市半平太・大石弥太郎らと同宿していたりする。
 この翌年も剣術修行に励んでいたようだ。4月17日の今日は、神道無念流斎藤弥九郎の「練兵館に稽古に行ったのだろうか。木戸孝允は同道場の塾頭になっているのだが、この日に会っているかどうかは定かではない。
 ちなみに、江戸時代末期、江戸の街には数多くの剣術道場があり、中でも、神道無念流斎藤弥九郎の「練兵館」、北辰一刀流千葉周作の「玄武館」、鏡新明智流桃井春蔵の「士学館」は名門中の名門で、江戸三大道場だった。新撰組の幹部であった永倉新八神道無念流の一派に入門していた。
 寺田左右馬(土佐藩士)は竜馬は砲術の師匠だった人物。毛利も土佐藩士だ。
 
 竜馬もこのころは剣術に燃えていた時期だ。この年に千葉定吉の道場の塾頭になっている。もっとも武市半平太らと寝起きを共にしているので、尊皇攘夷思想にも染まり始めていたかもしれない。
(写真は神道無念流斎藤弥九郎の「錬兵館」があった靖国神社の境内※写真は削除しました)