【今日の竜馬は?】肥後藩士・荘村と会談!?

●竜馬33歳・慶応三年(1867年)5月14日●

・『荘村助右衛門と面談』

 長崎にいる竜馬の今日は、肥後藩士・荘村助右衛門(省三)と会っている。これは薩長土肥同盟のためではないかといわれている。それは荘村と桂小五郎(木戸孝允)ともコンタクトを取り、桂は竜馬に倒幕という「大芝居」に荘村を加えたものかどうか、という内容の手紙を出している。結論的には、肥後藩の態度があいまいだから同志とするに足らないと、桂は書いている。

 荘村は竜馬に自慢気にピストルなどを見せたという記録もある。荘村という人は、幕末の長崎で最初にキリスト教の洗礼を受けた人のようで、新し物好きだったのかもしれない。竜馬と気が合いそうだ。
(写真は荘村助右衛門)