【今日の竜馬は?】海援隊の宗教本発刊!?

●竜馬33歳・慶応三年(1867年)5月中●

・『長岡謙吉による『閑愁録』を発表』

 海援隊書記のような役目をしていた隊士の
長岡が竜馬らの論説をまとめたもの。内容は信教
問題に触れ、日本古来の、仏教、神道の宗教や
文化が崩壊すると、危機感を説いた論集
。竜馬
ばかりでなく隊士たちが論じ合ったものを書いた
のだろう。

 この月の竜馬はいろは丸事件の真っ只中! よくこんな論集をまとめられたもの。長岡の才能によるものかもしれない。また、竜馬が宗教的なことに感心があったというのは、ちょっと意外な感じがする。さらに時代を変えようと考えていた竜馬が宗教に関しては保守的であったというのも意外! だがもっと先の将来を見据えていたと考えると当たり前のことであったのかもしれない。