2004-07-10 【今日の竜馬は?】竜馬、ライバル会社に苦慮する ●竜馬33歳・慶應三年(1867年7月10日ごろ)●・『幕府の兵庫商社設立に対し、対抗策を案出する』 兵庫商社は幕臣の小栗上野介が日本最初の株式会社。商社の役員は頭取の山中善右衛門(鴻池屋)ら3名、肝煎りに6名の商人、残りの11名は世話役とする構成。商社の事務所は商社会所と呼ばれて大坂中之島に置かれた。20人の商人に100万両を出資させて株を発行した。この商社ができると発表されたのは同じ年の6月5日。竜馬はこの話を聞いて、海援隊としての対抗策を考えた。 まだイカルス号事件が続いているときに、竜馬はこんなことも考えていた。マルチな竜馬の一面がみられる。(写真は小栗上野介)