【今日の竜馬は?】花押入り手紙を書く

●竜馬29歳・文久3年(1863年8月10日)●
・『村田巳三郎にあて花押入りの手紙を書く

 村田は福井藩士。福井藩横井小楠を招聘す
るため熊本へおもむき尽力している。また将軍継
嗣問題では松平春嶽のもと、中根雪江橋本左内
らと共に活躍している。竜馬とはこの文久3年あた
りから親交を深めている。慶応三年の大政奉還
竜馬が土佐藩の使いとして福井藩を訪れたときにも
面談している。ちなみに花押というのはその人のサ
インのような記号のこと。本人の書であることを示す
ために書く。

 このあたりから、竜馬は志士たちとの交流が多くなってくる。