高杉晋作の小倉城攻めの戦利品とは!?

第二次長州征伐の際に高杉晋作小倉城から大太鼓を略奪している。その太鼓がさきごろ修復されて復活の太鼓を鳴らしたとか(10月18日付け朝日新聞山口版)。

 高杉晋作率いる奇兵隊は、幕府軍相手に連戦連勝!周防沖での海戦では、竜馬も参加して幕府の軍船をけちらしている。そして1866年の小倉戦争で、長州藩小倉城に攻め込み、小倉城のやぐらにつるされ、城内に時刻を告げる大太鼓を戦利品として長州へ持ち帰った。これが?高杉晋作の大太鼓?といわれているもので、下関市厳島神社に奉納されている。神社では毎年9月にこの太鼓を鳴らしていたが、すでに140年も経っているためにヒビなどが入り、満足に叩けない状況にあった。これを修復して鳴らせるようにしたという。修復費用は250万円也。
 この太鼓、北九州市下関市に返還を求めるなどのいきさつがあった。そのとき下関側は「維新のシンボル」と要求を突っぱねた、といういわく付きの太鼓でもある。

 この小倉戦では竜馬は「高みの見物をしていいか」と晋作に手紙を出している。幕府の衰退はこの戦いで決定したといえる。
(太鼓の画像※リンク切れになることもあります)