お登勢の写真の裏書き!?

(高知新聞)によると、高知県立坂本龍馬記念館に、札幌市の坂本家が所有していた5種類計6枚の写真が寄贈されたそうだ。
 写真は、竜馬の姉乙女と幼い少女が座っているものや、京都・円山公園にある竜馬と中岡慎太郎像の除幕式に出席した坂本家の人々、そして寺田屋お登勢などがあり、どれもすでに発見されているものだが、お登勢の写真の裏には、竜馬の甥にあたる坂本直寛直筆の覚書が直筆されているなど興味深いものがある。
 その覚え書きの内容は「伏見之女傑寺田屋おとせ 故叔父坂本龍馬常に此家に潜居せり。伏見遭難は即此家にてありき 直寛」とある。
 従来、直寛は生前あまり竜馬については語らなかったとされていたが、叔父竜馬への気持ちはこの覚え書きから偲ばれる。
 この写真などはGWに公開される予定だとか。
お登勢の写真』『(←裏書き)』(画像リンク・※リンク切れになることもあります)


お登勢の写真は見慣れたものだが、竜馬が生きていた同時代を過ごした親族の直筆などはちょっと気になる。たしか、直寛氏は坂本家の養子で、維新後札幌で牧師をしていたのではなかっただろうか。たぶん竜馬ゆかりの写真をときおり取り出して偲んでいたのだと思う。】