竜馬の盟友・半平太の書簡公開♪

土佐勤王党武市瑞山(半平太)の一般には公開されいなかった手紙が高知県立坂本龍馬記念館で公開されることになった。

(高知新聞)によると、その手紙は、研究者に存在は知られていたが、個人所有のために一般公開されていなかった書簡など3通
 手紙の内容は、半平太の尊王思想が表れた書簡で、半平太が勤王党弾圧で投獄されていた元治元(1864)年、妻の富子と姉の奈美にあてたもの。
 前半は、ともに捕まった同志の拷問の状況をつたえている。後半には「天子様は伊勢大神宮様初御先代の神々様へ御忠孝を御尽し遊し、又将軍御大名は天子様へ忠義を御尽し遊ばされ、家老士などはめいめい其主人主人の御大名へ忠義を尽すわけにて」と、脱藩して尊王を唱えるのではなく、主君に忠義を尽くすことこそが、ひいては天皇のためになるとしている。
 このほか、牢の番人がウナギの稚魚を差し入れてくれるやりとりなども伝えて、家族を心配させまいとすることも書いている。
 手紙を寄託するのは、高知市の植田洋さんで、半平太の介錯も任された小笠原保馬の遠縁の子孫にあたるとか。
 7月1日から8月末まで開かれる企画展「それぞれの幕末―龍馬、半平太、そして以蔵」で、現代語訳を付けて展示される。



【生真面目で、融通が利かなかった半平太だが、その思想の一部は竜馬にも引き継がれたのではないかとも思う。半平太がいなければもしかすると竜馬の活躍はなかったかもしれない……】