海援隊の和英辞書、復刻!!

t-ryoma2009-10-18

 竜馬は出版業にも積極的だったようで、海援隊へも必要だと思った本の編纂を指示していたようだ。その一冊が竜馬死後に出版された「和英通韻以呂波便覧」。早い話が和英辞典のようなもの。この本の復刻版がこのたび、長崎の広告代理店の編集により発売された。

「和英通韻以呂波便覧」は1868年(慶応4年)3月に海援隊士の尽力で出版された。数字や「SUN(日)」「EAST(東)」「MORNING(朝)」など簡単な単語のつづりと発音や、時間と干支の和英対照表も掲載されている。つまり初心者向けの英語辞書で、単語が主体のよう。
(長崎新聞)によると、出版元は長崎の産広エージェンシー(095・824・6021)で価格は980円。市内の長崎歴史文化博物館、市亀山社中記念館、グラバー園、出島、大村市長崎空港ビルで販売されている。
 発売のきっかけは、同社社長の林田安隆氏が、過去この「和英通韻以呂波便覧」を27万円で購入し、忘れていたものを今回のNHK大河ドラマを契機に思い出して地域振興を兼ねて復刻を思い立ったもの。


【コレ欲しい! ということもあるのだが、オリジナルらしきこの本を27万円で購入したというのもちょっとウラヤマシイ! 小生もちょっと無理しても買ったかも(笑。それにしてもこの辞書、竜馬らしくて単語から入るというのはある意味正しいような気がする。会話主体の考え方で、相手の話しを聞くヒアリングと単語が分かれば、相手の話の何割かは分かり、また自分の意志もある程度伝わるということなのではないだろうか。文法やセンテンスなどは後回しで実用的な辞書ということは竜馬らしい気もする。残念なのは竜馬がこの辞書の完成を見ずに死んでしまったことだ。きっと竜馬なら得意げに外国人相手に活用したかもしれない……。】

(※画像と本文は無関係です。昨日庭に現れたどこかの飼い猫。飼い猫は室内で飼いましょうネ(笑。)